【SmartScope Duo 4K】波形モニタリング可能なデュアルモニター

各種波形モニタリング機能を搭載したデュアルモニター、SmartScope Duo 4Kについて解説します

2020/12/20
Pocket

こんにちは、田中司恩(@tnk4on)です。この記事はBlackmagic Advent Calendar 2020の20日目の記事になります。

SmartViewシリーズ

SmartViewシリーズにはSmartScope Duo 4KSmartView Duoの2つのモデルがあります。どちらも2つのLCDスクリーンを搭載している点は同じですが、SmartScope Duo 4Kのみ波形モニタリング機能を搭載しています。

SmartScope Duo 4Kは、SmartView Duoと見た目はそっくりですが、波形モニタリング機能を搭載しており、波形、ベクトルスコープ、RGBパレード、YUVパレード、ヒストグラム、オーディオフェーズおよびオーディオレベルディスプレイから選択できます。各モニターは独立しているので、スコープやピクチャー表示をどのようなコンビネーションでも表示させることができます。(Webサイトより引用)

SmartScope Duo 4Kはマニュアル上ではBlackmagic SmartScopeの項目で紹介されています。

従来、放送品質のテレビ/ポストプロダクション用スコープは、非常に高価なカスタム・ソリューション だった上、小さなスクリーンで1度に1種類のスコープしか使用できませんでした。スコープによっては、見栄えが悪く、クライアントの前での使用に不向きなものもあります。(マニュアルより引用)

業務用でラックマウント仕様かつ、デュアルモニターでこのサイズの波形モニターがそもそも他に無いうえに一般的な他の機器に比べて圧倒的な低価格です。SmartViewシリーズを購入する場合はSmartScope Duo 4Kをオススメします。

(参考)音声波形モニターでは16chまでのエンベッド音声レベルメーターとX-Yビュー + 位相メーターが使用可能

SmartScope Duo 4KはSDIモニター

放送局クラスのモニターと紹介されていることもあり対応している入力信号はSDIのみです。HDMI信号を接続したい場合はMicro Converter SDI to HDMI 3Gなどの機器を使った信号の変換が必要です。

SmartScope Duo 4Kでは左右のそれぞれのパネルに対応したSDIインとSDIアウトが独立してあります。SDIアウトはループスルー出力に対応しています。例えばモニターしたいSDI入力を左右どちらかに入力し、SDIループスルーアウトをもう一方のパネルのSDI入力へチェーン接続することで左右両方に同じ信号を表示することができます。片方を映像モニター、もう一方を波形モニターにする場合に映像出力側で信号を分岐する必要がないのが便利です。

短めのSDIケーブルで左右のSDIインとアウトを繋ぐことでループスルー出力が可能

(参考)Micro Converter BiDirectional SDI/HDMIを使ったATEM MiniのHDMI出力モニタリング例

SmartView Setupを使った操作

左右のディスプレイに表示する内容はPC/MacにインストールしたSmartView Setupから行います。Left/Right Monitorのどちらかを選択しDisplayから表示したいソースを選択するだけです。SmartScope Duo 4K本体にはスイッチなどはないためイーサネットケーブルを接続しネットワーク経由での操作を行います。

まとめ

SmartScope Duo 4Kは各種の波形モニター機能を搭載した高機能なデュアルです。SDI入力のみに対応した業務用向け製品でありながら圧倒的な低価格を実現しているのはBlackmagi Design製品の特徴です。HDMI to SDIコンバーターも低価格でラインナップがあり、HDMIによる構成が中心のライブ配信業務用途でも十分に機器構成に組み入れることができます。ポストプロダクションの波形モニターにも活用できるため、多用途モニターとして取り揃えておくのもオススメします。

PAGE TOP