【UltraStudio Mini Recorder】最近の端末で使用する時のTips

UltraStudio Mini Recorderを最近の端末で使うときのTipsについて紹介します。

2020/12/15
Pocket

こんにちは、田中司恩(@tnk4on)です。この記事はBlackmagic Advent Calendar 2020の15日目の記事になります。今回はUltraStudio Mini Recorderを最近の端末で使うときのTipsについて紹介します。

UltraStudio Mini Recorder

UltraStudio Mini Recorderは2012年に発売されたThunderbolt接続のキャプチャーデバイスです。

ブラックマジックデザイン、UltraStudio Mini MonitorならびにUltraStudio Mini Recorderを発表

機能概要

  • 再生用のUltraStudio Mini Monitorとキャプチャー用の UltraStudio Mini Recorderの2つのモデル
  • 両モデルに搭載のキャプチャー・再生用の高速 Thunderbolt ポート
  • 両モデルに内蔵の3Gb/s SDIおよびHDMI接続
  • 最大1080p60までの一般的なSD/HD ビデオフォーマットをサポート
  • 非圧縮および圧縮10-bit 4:2:2 YUV品質
  • Final Cut Pro X、Adobe Premiere Pro CS6®、Avid Media Composer 6、Adobe After Effects CS6®、Adobe Photoshop CS6® その他のソフトウェアをサポート
  • Blackmagic Media Express 3を同梱
  • デベロッパー用 SDK が無償でダウンロード可能

現在ではUltraStudio Mini Recorderは販売終了製品となっており、現在は後継機種のUltraStudio Recorder 3G が発売されています。まだまだ4K品質が一般的ではないライブ配信において、UltraStudio Mini Recorderは十分な機能を持っています。中古市場などでUltraStudio Mini Recorderを入手して使用する場合、最近のMac(PCも同様)で使用するにはいろいろ注意する点があります。以降はMacBook Proで使用する場合の方法について解説します。

Thunderbolt から Thunderbolt 3 へ変換する

最近のMacではUSB-Cポートが標準搭載です。そのままではUltraStudio Mini Recorderは接続できないので変換を行います。変換には「Apple Thunderbolt 3 (USB-C) – Thunderbolt 2 アダプタ」を使用します。

物理接続構成は下記のようになります。

UltraStudio Mini Recorder –> Thunderboltケーブル –> Apple Thunderbolt 3 (USB-C) – Thunderbolt 2 アダプタ –> MacのUSB-Cポート

 

接続構成

接続構成

接続上の注意点

Apple Thunderbolt 3 (USB-C) – Thunderbolt 2 アダプタ は本体に直接接続する

Thunderbolt 3 側は物理形状はUSB-Cとなっており、Mac本体に増設したUSBハブ上に接続できそうに見えますがUSBハブ経由だと機器が認識しません。Mac本体に直結が必要です。

Mac本体はACアダプターと接続すること

Mac本体にACアダプターが繋がっていないとデバイスが認識しません。Mac本体に2つしかUSB-Cポートがない場合は片方を電源を接続する用途に使用します。なお、こちらについてはUSB-Cハブ側に電源を接続しても問題ありません。電源を接続した状態でUltraStudio Mini Recorder がMacに認識されると電源が切断されても接続は継続されます。

デバイスドライバーのインストール

UltraStudio Mini Recorder を使用するためには「BlackMagic Desktop Video」をインストールします。BlackMagic Desktop VideoをインストールするのはHyperDeck Linkと同様、キャプチャーデバイスを認識する場合の基本的な作業のようです。HyperDeck Linkについては別記事を参考にしてください。

【DeckLink Quad HDMI Recorder】HDMI同時4入力を可能にするキャプチャーカード

Desktop Videoのインストール後、Desktop Video Setupを起動するとUltraStudio Mini Recorderが認識されていることが確認できます。

OBS Studioで使用する

OBS Studioで使用する場合はソースとしてBlackmagic デバイスを選択します。デバイス名は「UltraStudio Mini Recorder」を選択します。OBS Studio最新版 v26.1.0(2020年12月15日、時点)でモードは「Auto」にするのがよいです。

モードはAutoを選択

モードはAutoを選択

モードでは多くの解像度が選べる

モードでは多くの解像度が選べる

入力する映像ソースによって若干注意が必要です。

  • SONY α6000のHDMI出力を接続する場合はカメラ側のHDMI解像度を「AUTO」にする必要がありました。
  • MacのHDMI出力(Anker USB-Cハブに搭載)を接続した場合、リフレッシュレートの設定が下記のようになります。
    • 1080p:30Hzまで
    • 1080i:60Hzまで
1080pの場合は30Hzまで

1080pの場合は30Hzまで

1080iの場合は60Hzまで

1080iの場合は60Hzまで

Zoomで使用する

ZoomでUltraStudio Mini Recorder をビデオソースとして選択する場合、解像度の選択肢の表示が多すぎる問題があります。Zoom で使用する場合は、事前にOBS Studioで映像入力をしておくことで選択肢に関係なく使用できるようになります。一度OBS Studioで映像を認識できればOBS Studioは閉じておきます。

まとめ

UltraStudio Mini Recorderは販売終了製品ですが最近のMacでもいくつか注意点をクリアすれば問題なく利用が可能です。HDMI以外にSDIの入力も利用できるのでまだまだライブ配信の現場では利用可能な製品です。Blackmagic Design製品ですので動作は安定していますし、最新のDesktop Videoソフトウェアでのドライバがサポートされています。またOBS Studioでの動作が可能な点もまだまだ現役で使用できる理由でしょう。Thunderboltポートが無い端末の場合はThunderbolt 3の変換アダプターが必要ですが、古い端末と組み合わせる場合はバックアップ用途などでの利用が可能です。中古市場で状態の良いモノが見つかれば入手しておくことをオススメします。

PAGE TOP