【Video Assist 7″ 12G HDR】USB端子が最強な件

Blackmagic Video Assist 7″ 12G HDR が備える USB 3.0 端子が最強すぎる件について解説します。

2020/12/11
Pocket

生屋 頭取 @shindoy です。この記事は Blackmagic Advent Calendar 2020 11日目の記事になります。

Blackmagic Video Assist 7” 12G HDR

Blackmagic 社のVideo Assist 7″ 12G HDR は、内蔵SD/UHS-IIと外部ストレージへの録画機能をSDI/HDMIカメラに追加できる、最大2160p60 (12G)まで対応した 7インチの映像/音声モニター(ビューファインダー)です。この小型デバイスが備える、USB 3.0 端子が最強すぎる件について解説します。

Blackmagic Video Assist 12G HDR は、以下の機能を備えています。

・映像/音声モニタリング(ビューファインダー)
・波形スコープ
・内蔵SD/UHS-II録画
・外部ストレージ録画
・Webカメラ出力

Video Assist 3Gシリーズ (5&7インチ) および Video Assist 12G HDRシリーズ (5&7インチ) を対象にしたアップデートBlackmagic Video Assist 3.3 が 2020年11月25日 にリリースされました。目玉機能として 本体下部の USB Type C (3.1 Gen1) 端子を「Webカメラ」出力にできる機能が実装されました。

実機を開梱し設定で「SOFTWARE VERSION」を確認したところ、既に「Video Assist 3.3」の状態でした。常に在庫量が少ない人気機種となっており、最新の生産・輸入分を入手したことになります。

USB Type C (3.1 Gen1) 端子

Blackmagic 社の製品はMacでの使用を想定したハードウェア・ソフトウェア設計がされていることが多く、ロケ使用を前提とした本機種のUSB 端子は、USB Type-C を備えた MacBook Pro/Air に接続して使うことを想定していると推測されます。また、人気スイッチャーATEM MiniシリーズもUSB Type-C を備えており、機種の「世代」が最新であることを表しています。なお、前世代モデルである「Blackmagic Video Assist 4K」などでは USB 2.0 Mini-B 端子であり、今回のアップデート「Blackmagic Video Assist 3.3 」の適用対象外機種となっています。

引用:Video Assistマニュアルより

引用:Video Assistマニュアルより

Webカメラ出力

テレワークの普及により、Webカメラを使う機会が増えました。このニーズに対し、ベストタイミングで「Video Assist 3.3」アップデートをリリースするところが、さすがのBlackmagic 社といえます。YouTube等のライブ配信をスイッチャー1台で完結できる「ATEM Mini Pro」のリリースもまさに自機を捉えたものでした。このWebカメラ入力機能は、ビデオ会議において以下のようなニーズに応えることできます。

・一眼レフ等のデジタルカメラ映像を入力したい
・Video Assist で録画したファイルを再生したい

実際にZoomを起動してカメラを選択したところ、すぐに「Video Assist 7″ 12G HDR」として認識していました。この「簡単さ(=早さ・速さ)」は現場では必須の要素です。常に時間との戦いを迫られている現場では、セットアップの時間短縮が至上命題だからです。

外部ストレージ録画

SD/UHS-IIカードの記憶容量は限られており、より高画質・長時間の録画をロケ時にも行いたいというニーズに応えるのが、この外部ストレージ接続機能です。SSDを用いた小型外部ストレージは安価に入手できるので、SD/UHS-IIカードx2枚+外部ストレージという3段構えが可能です。また、現在録画中のメディア以外は抜いて差し替えができるので、ロケ時に多めに持参しても最終的な荷物の容量・重量を削減できるメリットがあります。様々な機材が小型化してきているとはいえ、プロクオリティでの撮影にはそれなりの機材量が必要であり軽量化は重要な課題です。録画機材を別に持ち運ばないで済むという観点では、かなり強力なデバイスといえます。

本体SD/UHS-IIカードx2 + 外部SSD x1に録画

まとめ

USB端子は1つのみのため、Webカメラ出力と外部ストレージ録画は排他使用になります。更に ATEM Mini Pro/ Pro ISO と組み合わせれば、構成の自由度は更に増します。これだけの機能を小型機材で実現してしまったところに、Blackmagic社の破壊的イノベーションがあります。高額な放送機材を購入することなく、少人数・ワンオペで完結する案件が増えれば結果的にライブ配信のマーケットが広がります。新しい市場を魅力的(破壊的)な製品で創造していく企業の今後の動向に、引き続き目が離せません。

PAGE TOP