ライブ配信の社会的意義

2021/02/05
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ライブ配信のお問い合わせを、全国の様々な場所の企業や団体からいただくようになりました。この広がりを受けて、社会的な意義を考えてみました。

経済への影響

 Wikipedia 「社会」

社会(しゃかい、英: Society)は、ある共通項によってくくられ、他から区別される人々の集まり。また、仲間意識をもって、みずからを他と区別する人々の集まり。

元来、人は社会を通じて「自」と「他」を認識してきたわけですが、外出が自粛されるようになるとこの社会的活動の制限によって経済活動にも様々な影響が出てきています。身近な例で言えば、飲食店の営業が低調になると関連して従業員や納入業者の生活を圧迫します。会社の近くに大きい料亭があるのですが、朝の光景として多くの食品会社が納品に訪れていたり、調理やホール担当の従業員が詰所から店舗に列をなして移動する姿を見てきました。今はもう、そういった「活気」は見られません。「いつ、これが終わるのか」と不安な気持ちでいる人は、本当に多いのだと思います。

人のつながり維持

こういった社会活動は、基本的に以前はオフライン(現実)の場で行われてきました。そしてオンラインでの実施というのはあくまで副次的な扱いでした。あくまで「その場」に来れた人だけが楽しめる「エンターテインメント」の要素がありました。しかし、現状ではその活動を制限せざるを得ない状況が続いています。先述のように「社会」が仲間意識のもと「自」と「他」を認識する場だとすれば、いまは自分が帰属する場所がなくて精神的な居所を見失ってしまっている人が多いのではないでしょうか。あらゆるイベントの機会がなくなり、自宅にとどまらなくてはならない状態が長く続いています。そんななか、ライブ配信が役にたてるとすれば、

人のつながりを維持

することです。完全にオンラインだけで新しい出会いを創出することは容易ではない部分がありますが、少なくとも過去に構築した人間関係や連続的な社会活動を維持することには役に立てると考えています。これすらも無くなってしまえば、生きがいを失ってしまう人も多くなるでしょう。こういった理由から、ボランティア団体のイベントや、オンライン会議の経験がほとんど無いという方や団体・企業に対してもライブ配信の方法や運営の助言などを行っています。

新しい発見のために

どんなお問い合わせでも、先入観をもたずに「まず、聞いてみる・やってみる」を続けていると、見えてくるものがあります。それは「発見の連続」である、ということです。たとえば、今までに無い場所でのライブ配信のご依頼では、「(通常の家庭用)電源が取りづらいという会場での実施」というハードルがありました。これを現地を見ずにただライブ配信のお手伝いをリモートだけで行ったら、全く違った展開になっていたことと思います。もしかしたら、当日になって「電源が足りないのでライブ配信できませんでした」になっていたかもしれません。また、そういった物理的な側面だけでなく、様々な方がライブ配信に関わるようになって「相手に伝わる説明の仕方」についてをより深く考えるようになりました。前提となる知識や用語が無い方に対して、どのようにわかりやすくと伝えるか。この観点を常にもってお客様に寄り添った会話を心がけています。

未来への備えのために

ライブ配信のメリットとして、距離や立場などを超えて誰にでも情報や価値伝達が低コストで可能になるという点があります。「社会」が「仲間意識」の共通項をもった集団だとすれば、より多くの人に対して素晴らしいコンテンツを届けることが可能になります。今は劇的な動きが取りづらくても、未来にはかならず良くなっていくという展望に基づいて備えていくことは重要であると考えています。いままでのような動き方ができなくなったからといって社会活動を止めてしまうのではなく、「今、できること」をライブ配信で行う方法を広めていくことで未来への備えとなると信じています。

まとめ

「仲間」が集う「社会」を支える活動は、いま生きている人間の命を支える活動でもあります。お問い合わせをいただくお客様のなかには「わからないことが、わからない」という不安を抱えながらも、勇気をもってその一歩を踏み出してくれた方も多くいらっしゃいます。その想いに、ぜひお力になっていきたいと願っています。「これまで」をもとに考えるのではなく、「これから」を志向(思考)していく社会活動の一助となるべく、いつかライブ配信が社会の基盤になる日を願いながら日々のしごとに取り組んでいきます。

「いま」の社会を生きる人とともに、「これから」を見つめて。

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