
Blackmagic Design Advent Calendar 2020 完走の感想
生屋 頭取 @shindoy です。この記事は Blackmagic Advent Calendar 2020 25日目の記事になります。
Blackmagic Advent Calendar 2020 が、無事に完走に成功しました。今回は完走の感想と振り返りの記事になります。
Blackmagic Advent Calendar 2020 概要
@tnk4on 氏とともに24日間にわたり行ってきた「Blackmagic Advent Calendar 2020」が完走しました。実機検証や各種調査をしながらの執筆により、かなりの知見を深めることができました。
製品別の記事数(重複あり)
ATEM Mini ・・・9本
ATEM Television Studio HD・・・1本
ATEM Streaming Bridge・・・3本
DaVinci Resolve ・・・3本
DeckLink Quad HDMI Recorder・・・1本
Ultrastudio Recorder・・・1本
Video Assist 7″ 12G HDR・・・1本
HyperDeck Studio ・・・1本
HyperDeck Studio Mini・・・1本
SmartScope Duo 4k・・・1本
企業分析・・・2本
情報収集・・・2本
Blackmagic Advent Calendar 2020 感想
技術的なレビューに関しては、コーデックや専門知識が必要な音声まわりの用語についての @tnk4on 氏のサポートが大変心強いものでした。数多くの現場経験を通じた実体験を基に執筆した記事の、正確性・客観性を担保してくれたことに大きく感謝しています。ありがとうございます!
今回の執筆を通じて、Blackmagic Design社の製品づくりや経営哲学などの理解が深まったことは間違いありません。現場経験を生かした企業哲学が製品づくりに反映され、また人を魅了していくというモデルが海外の新興企業でなされていることに感銘を受けました。また、使う人の「感性」にまで踏み込んだ「顧客体験」「顧客サクセス」を考えている姿に、これは「製品」づくりではなく「体験」づくりなのだということを改めて感じました。このような「使う人」を考え抜いた姿勢は、自らの企業経営にとって大いに学ぶべきことでした。
まとめ
放送業界で桁が違う「業務用製品」を、誰もが手に入りやすい価格帯と使いやすいソフトウェアで提供するBlackmagic Design社は今後も誰かの「きっかけ」になり、ライブプロダクションの裾野を大いに広げてくれることでしょう。近江商人の「三方良し」が、遠く離れたオーストラリアの地で創業した「職人気質」の企業でも脈々と息づいていることに、驚きを隠せません。
お金を持っていない人というのは、ただまだ「成功」していないだけなのです。我々の仕事はこういう人たちが志を実現し、新しいレベルに行くための手助けをすることです。無償版のソフトウェアで仕事を始めてお金を儲けることができたら、ゆくゆくは我々の製品を買ってくれるでしょう。そこではじめて我々は収益を得るのです。お客さんがうまくいけばBlackmagic Designもうまくいくし、Blackmagic Designがうまくいけばお客さんもうまくいきます。これこそ最高のwin-winな関係ではないでしょうか。
Blackmagic Advent Calendar 2020 振り返り(音声のみ)
